デザイン職

ユーザー目線を大切にしたデザインで
商品の魅力を最大限に

商品開発部 2015年入社
美術研究科 デザイン専攻 卒業

PROFILE

2015年に入社し、商品開発部に配属される。入社後は1年間、デザインと商品知識について学ぶ。翌年に商品開発部 デザイングループへ異動し、同年から「uni-ball RE」の立ち上げとグラフィックデザインを担当。インパクトのある赤い販売容器とビジュアルを制作し、ブランドの認知度アップに貢献した。

商品本体から売場の提案まで、
一貫してデザインできる

私は商品開発部 デザイングループで、商品のデザインをするグラフィックデザイナーをしています。手がけるのは商品本体の色や柄、そしてパッケージやロゴマーク、店頭に並べる販売容器など。商品のブランドイメージや他社動向を考慮しつつ、ターゲットにもっとも適したデザインを提案していくことが大切です。そのため、日ごろから市場視察は不可欠。筆記具だけにとどまらず、化粧品やアパレル、家電など、幅広くリサーチして、そのときの色や質感のトレンドをインプットしています。また中高生向けの雑誌を読んだりお店に行ったりして、どのようなものが売られているかも確認しています。三菱鉛筆のデザイナーは、部分的なデザインではなく、担当する商品本体の提案から店頭に並ぶパッケージまで一貫してかかわることができる点が大きな特徴。自分が担当した商品を使っているお客さまをはじめて見たとき、三菱鉛筆に入って本当によかったと思いました。

入社2年目で新ブランドの立ち上げに関わる

入社2年目で消せるボールペン「uni-ball RE」の担当デザイナーになり、ブランドイメージとビジュアルデザインを考えることになりました。ノック式の消せるボールペンとして新規参入していくときにユーザーから何が求められているのか、他社商品とどう差別化していくかを、店頭や他社動向を見て試行錯誤しながら考えた結果、少しでも多くのお客さまに新商品を知ってもらうことが最重要だという結論に。店頭の販売容器は当時、ブルーやブラックカラーが多かったので、インパクトを出すために、コーポレートロゴの「uni」と同じレッドカラーを採用した販売容器とビジュアルをデザインしました。新商品の担当につけたよろこびと同時にプレッシャーもありましたが、上司や先輩社員に助けられながら新しいブランドの立ち上げに関われたことは、私にとって非常に大きな経験になりました。

日常的に使うものだからこそ難しく、おもしろい

筆記具は、よくも悪くも非常に身近な存在です。書けてあたりまえ、長く使えてあたりまえ。でも実は、そんな「あたりまえ」を持続させることや、「あたりまえ」以上の付加価値をつけることはかんたんなことではありません。それを叶えるのは、技術力や開発力、そしてデザイン力です。自由につくっていた学生時代の作品とはちがい、販売する商品にはターゲットの年齢や性別に合わせたデザインや仕様にすることが求められるので、もちろん苦労することもあります。でもその苦労を乗り越えた先には、子どもから大人まで、世界中の人々の笑顔があります。店頭で「おっ」とおどろき、使えば使うほど三菱鉛筆の筆記具の魅力を実感してよろこんでいただけるように、これからもユーザーにもっとも近い目線に立ったデザインを徹底したいと思います。

1日のスケジュール

08:30出社
メールチェック やることリストの確認
09:00
新製品Aのデザイン作成
11:00
企画担当者と打ち合わせ Aの販売容器デザインを考える
12:00昼休み
家から持参したお弁当を食べる
13:00
新製品Bのデザイン提案と打ち合わせ
15:00
新製品Cのデザインデータ入稿
17:00
新製品Dのデザイン最終サンプルの確認 机周りの整頓
18:00退社
大学の友達とディナー

※内容および社員の所属は取材当時のものです。

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