企画開発職
生産部門全体を管理して
品質・コスト・納期を改善する
生産統括部 2006年入社
社会学部 産業関係学科 卒業
PROFILE
2006年に入社し、国内営業部に配属される。2009年から国内営業部 企画グループ付で販売会社へ出向し、百貨店外商部や販促ノベルティをあつかうギフト店への企画提案営業を担当する。 2012年に生産統括部へ異動し、中国やベトナムといった海外工場への生産管理システムの導入に携わる。2016年からは国内工場 山形エリアの担当となり、三菱鉛筆主力商品の生産進捗管理をおこなっている。
製造と営業の橋わたし役として
全体のスケジュールを調整
生産統括部は、生産部門全体を統制・管理する部署です。国内工場や国内外の生産子会社と連携して、三菱鉛筆全体の生産活動が効率よくおこなわれるようコントロールし、品質・コスト・納期のレベルアップをはかっています。具体的な仕事内容としては原価管理、コストと品質が見合った原材料や部材の選定・調達、そして生産スケジュールの調整と進捗管理など。ほかを見わたしても、生産の流れにこれだけ長く関わり、最後まで見る部署はないと思います。中でも私が担当しているのは、主に生産スケジュールの進捗管理。実際に商品をつくる「製造」と商品を売る「営業」の仕事が円滑に進むよう橋わたしをする役目を担っていて、商品がスケジュールどおりに出荷できるよう全体の方向性をまとめたり、課題を発見して解決策を考えたりしています。自分の考えや行動が工場や関連部署の動きを変え、全社の売上や利益に直結してくるため、責任重大ですがやりがいも大きいです。
新たなアイデアも団結力も、
コミュニケーションから生まれる
私自身も国内営業部から異動してきましたが、ほかのメンバーのキャリアも多種多様。さまざまな角度からの視点や思いもつかないアイデア、経験したことのない問題解決方法に触れることで、刺激をもらえる毎日です。 他部署とも協力し合って仕事を進めることが多いので会話が多く、終業後に飲みに行くなどしてさらなる情報の共有をすることも。また協力し合うのは社内のメンバーだけではありません。中国やベトナムにある海外工場の現地スタッフと一緒に生産システムの立ち上げを担当していたときは、言語も生活習慣も異なるメンバーで、工場の現状分析からシステムの開発と導入、そして業務改善へと繋げるために一丸となって活動しました。言葉では伝わりづらい提案も身振り手振り、ときには図表を書いたり小道具を駆使したりして何とか伝え、理解を深めようと試行錯誤。文化の違いから苦労することもありましたが、ひとたびメリットを納得し合えれば、あとはスムーズに進行しました。どこの現場でも大切なのはコミュニケーションなのだと実感した経験でした。
お客さまが欲しいと思ったときに、
必ず店頭に商品があるように
仕事をする上でいちばん難しいのは、どのような突発的な状況でも冷静に判断し、適切な指示を出さなければならないこと。生産の進捗は、予期せぬできごとでどんどん変化していきます。トラブルが発生すると関係各部署を巻き込んで事態収拾を最優先に動きますが、指示した内容があいまいだったり適切でなかったりすると、さらなるトラブルを招いてしまいます。スムーズな生産のためには、日ごろから広く情報を収集・分析することで現状を的確に把握し、不測の事態に備えておくことが重要です。メーカーとして品質やコストの管理ももちろん大切ですが、納期の管理も同じくらい大切なこと。普段の買いものなどで文具コーナーに立ち寄ったとき、三菱鉛筆の商品が品切れになっていると申しわけなく思います。品切れは、お客さまが欲しいと思ったときに商品を供給することができなかったことの表れ。目まぐるしく変化する市場で1本でも多く私たちの商品を手に取ってもらえるよう、安定したサプライチェーンを築いていきたいです。
1日のスケジュール
- 08:20出社
- メールチェック 問い合わせ対応
- 09:00
- 新製品Aの企画会議
- 11:00
- 資料作成
- 12:00昼休み
- 13:00
- 生産進捗状況の確認、工場や協力業者への連絡応対
- 15:00
- 新製品Bの生産移行連絡会議(web会議)
- 17:00
- 業務進捗確認 メールチェック
- 19:30退社
※内容および社員の所属は取材当時のものです。