研究開発職

あたらしい機能を持つシャープペンシルを
設計・開発し世に送り出す

研究開発センター 2013年入社
理工学研究科 機械工学専攻 卒業

PROFILE

2013年入社。研究開発センターに配属され、シャープ多機能チームでシャープの設計を学ぶ。2014年には、プロジェクトリーダーとして初の商品立ち上げや、中国での商品立ち上げを経験。2015年、「クルトガ パイプスライドモデル」の開発を担当し、雑誌にはじめて名前が掲載された。2016年に「クルトガ アドバンス」、2017年には「ユニカラー(カラーシャープ)」の開発を担当するなど、次々と商品を生み出している。

研究だけで終わりではなく、
商品を完成させるまでが仕事

入社してから6年間ずっと、研究開発センター品川でシャープペンシルの機構設計・開発を担当しています。「クルトガ」をベースとした「クルトガ パイプスライドモデル」や「クルトガ アドバンス」も、私が開発した商品です。業務は、設計を立体的に確認できる3D CADや3Dプリンターなどを使った構想設計からはじまります。商品化が決まったアイテムは、成形や組み立ての生産性を考えて、さらに細かいところまで設計。試作品ができれば品質評価をおこない、問題があれば設計を修正して問題をひとつずつつぶしていきます。これを何度も繰りかえすことで、やっとお客さまの手にわたる商品となるのです。これと並行して、工程設計やコスト管理、スケジュール管理、生産現場での組立指導、関連部署との情報共有などもおこないます。入社前、研究開発センターのイメージは研究だけをしている部署でしたが、実際には商品を完成させるまでが業務。プロジェクトリーダーとしてさまざまな部署の方や、生産現場の方と接する機会も多くあります。

最初から最後まで自分でつくった
商品を使ってもらえるよろこび

思い出に残っているのは、「クルトガ アドバンス」の立ち上げです。クルトガの進化形ということをお客さまに伝えるためにはどうすればいいのか、商品開発部の担当者と何度も話し合って方針を決めていきました。商品の開発がスタートしたあとは、生産技術部の成形チームや設備チームと打ち合わせをくり返し、効率的に生産を開始するための方法を一緒に考えていきました。短納期ということもあり、このときは本当に忙しかったですが、チームの協力でなんとか間に合わせることができました。そういった苦労もあったので、発売後の売れゆきは必要以上に気になっていました。店頭へ足を運んだり、ネットの口コミをチェックしたりすることもありました。おかげさまで売れ行きは好調。有名なユーチューバーが宣伝してくれたことも、とても思い出深いです。このように「最初から最後まで自分でつくった」といえる商品を、自分の友人も含めてたくさんの人に使ってもらえることが、いちばんのやりがいです。

困っていたらフォローしようという雰囲気が好き

三菱鉛筆の好きなところは、同じ部署であろうとちがう部署であろうと「誰かが困っていたらフォローしよう」という雰囲気があるところです。私も業務が大変だったときにまわりの方に助けられた経験があったので、もし社内で困っている人がいたときには自分からすすんでフォローしようと思えるようになりました。またフレンドリーで話しやすい人たちが多いので、毎日とても楽しく働けています。仕事以外でもスキー部や野球部や将棋部などさまざまな部活があって、先輩後輩問わず、趣味を通じて気軽に付き合える仲間ができました。今の目標は、「クルトガ」を超えるヒット商品をつくること。私は大学生のころに店頭で「クルトガ」を見て、機能にひかれて即購入。その後ずっと愛用しています。さいわいにも、今その「クルトガ」をつくったチームで仕事をしていますが、まだまだクルトガを超える商品をつくることはできていません。近い将来私も、あたらしい機構を設計・開発し、長年にわたってお客さまから愛される商品をつくりたいと思います。

1日のスケジュール

08:30出社
メール・スケジュールチェック
09:00
図面作成 試作品の品質評価
11:00
データ整理 チーム内での打ち合わせ
12:00昼休み
オフィス内で同僚とランチ その後昼寝
13:00
会議資料・打ち合わせ資料作成
15:00
関連部署との打ち合わせ
17:00
構想段階の試作品の検討
19:00退社
家でまったりする たまに同僚と飲み会へ

※内容および社員の所属は取材当時のものです。

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