社 会
活動方針
私たちは、社会的価値の創造と、共に働く人々、お取引先様、ユーザーの皆様、地域との関係を通じて自らの
中長期的企業価値の向上と、持続可能な社会の実現に向けた取り組み(サステナビリティ活動)を推進します
私たちは共に働く人々の人権を尊重します。また、共に働く人々の多様性を尊重し、健全な職場環境の確保につとめます。
そして、共に働く人々の育成および安全・健康の確保につとめます。
私たちはお取引先様との適切な取引を行い、人権に配慮した責任あるサプライチェーンの維持につとめます。
私たちは、ユーザーの皆様に安心・安全に商品をお使いいただくために製品安全性の確保、ユーザーの皆様の満足向上につとめます。
また、ユーザーの皆様のプライバシー保護をはじめとする情報セキュリティの強化につとめます。
私たちは、地域社会の皆様と共に持続可能な社会の実現につとめます。
私たちの重要課題
- 三菱鉛筆公式SNSアカウント
- X (旧Twitter)
- YouTube
共に働く人々との関係に関する課題
人権の尊重
私たちは、人権侵害につながる事由の発生を防止する観点より、事業活動が人権課題に与える影響を十分に考慮するとともに、国内法に加えて「国際人権章典」に記された人権規範の遵守に努めています。また、コンプライアンス基本規程、サプライヤー行動規範に「人権尊重」の考え方を明記し、事業活動全体を通じてこれらの方針に基づく行動の実践に努めています。
三菱鉛筆グループ人権方針
健全な職場環境の確保
コンプライアンス
私たちは、コンプライアンス基本規程に違反する行為に気づいた場合の通報手段として内部通報制度(「ヘルプライン窓口」「ヘルプライン社外窓口」および「ハラスメント窓口」)を設けております。また、制度の運用状況について年1回取締役会で報告することとしております。
エンゲージメント
私たちは、事業の成長に貢献する人材が納得感と熱意をもって継続的に働くことができるように、共に働く人々のエンゲージメントを重視しております。この観点より、代表取締役社長を交えた「ありたい姿・タウンミーティング」を通じて意見・質問を募るなどの取組みを行っています。
共に働く人々のエンゲージメントを高めるための施策として、新規採用活動におけるマッチングの向上、採用後の定着化推進とともに、三菱鉛筆グループ間の人材交流推進に取り組んでおります。
採用活動においては、主体的に行動し学ぼうとする社員の成長意欲をより高めること、そして個人と会社が共に成長するといった点を重視しております。
採用後の定着化推進においては、「新人フォローアップ研修」「2年目研修」「3年目研修」等の各種人材育成研修に加え、2年目・3年目社員をメンターとする新入社員メンター制度を設けております。また、考課者研修を実施することにより、フェアな評価を行うための取り組みを推進しております。
さらに、経営人材の育成を目的としてグループ企業間の人材交流を積極的に推進することで、グループ全体の人材の底上げを図っているほか、企業価値の向上ならびに組織風土の活性化を目的として一般社員及び管理職層の経験者採用も行っております。
多様性の尊重
私たちは、持続的な成長のためには、多様な人材が活躍することが不可欠であると考え、採用・雇用・昇進等のあらゆる場面において、年齢や性別や国籍に捉われることなく、それぞれの能力を最大限に活かせる職場を目指します。多様な価値観の社員が新たな価値を創出し、お客様に信頼頂ける商品を提供することを目的とします。ダイバーシティ・マネジメントは、そのための多様な人材を活かす戦略であると捉えています。
また、私たちは、ダイバーシティ・マネジメントにおいて女性・外国人・経験者の管理職への登用等における多様性の確保についての考え方と自主的かつ測定可能な目標を示すことに努めます。また、男女間賃金格差の状況を開示するとともに、女性の管理職層への積極的な登用を推進するのみならず、適性をもった有期雇用社員の正社員への転換の他、仕事の割り振りを見直して、男女間賃金格差の是正に努めてまいります。
女性が活躍できる環境作りの一助として、自身のキャリアを自律的に考えることを促す研修を定期的に開催するとともに、意識変容を目的とした他社との異業種交流勉強会を毎年開催しております。また、出産及び育児によるキャリアの中断や断絶を避ける観点より育児支援ハンドブックや育休前面談、育休復帰セミナーによる育児支援などに取組んでおります。
また、私たちは、今後のグローバル企業への変容を見据え、様々な国籍の共に働く人々の活躍と採用が必要と考えております。
加えて、私たちは障がい者雇用については複数年に渡り継続的に法定雇用率を満たすことを目指して取り組んでおります。自社内業務の他に多様な雇用形態として農福連携雇用にも取り組んでおり、障がいをお持ちの方それぞれの個性や技能を尊重しながら、今後も積極的に取り組む方針です。
安全・健康の確保
労働安全衛生
私たちは、ともに働く人々が安全・安心・健康を守ることが事業活動に不可欠なものと考え、適切に経営資源を活用して安全で働きやすい環境の実現に努めています。特に労働災害の未然防止の観点より、職場の健康管理を徹底すると同時に、もしも不適切な事象が起こった場合の早期是正を可能にするための体制整備に努めています。
労働災害の未然防止のための取り組みとして、各職場と会社選任の代表者から成る「安全衛生委員会」等の設置を推進しております。安全衛生委員会は、職場の潜在的な危険性や有害性を発見することで、労働災害の未然防止に努めております。また、職場の健康管理を徹底する観点より、各種カウンセラーや産業医と連携しながら、従業員の過重労働による健康障害の防止とメンタルヘルスケアを支援しています。
もしも不適切な事象が起こった場合の早期是正を可能にする観点からは、労働基準法その他人事に関する法令を遵守する体制の整備と共に、社内の内部通報窓口と社外の弁護士事務所を窓口とする外部通報窓口を設置しております。
上記の他、「健康増進の取り組み」として、健康診断結果に基づく産業医の保健指導を行い、ウォーキング大会など健康づくり施策を推進しております。
ワークライフバランス
私たちは、社会構造の変化やライフスタイルの多様化に対応しながら、共に働く人々一人ひとりがやりがいや働きがいをもって仕事に取り組むとともに育児や介護等との両立、およびライフステージに合せたキャリア設計を支援するための各種制度の整備を進めます。
「育児や介護の両立」については、人事部門が主体となり育児や介護ハンドブックの配布、介護支援セミナーの開催を通じて情報提供による従業員の理解及び制度の利用を促進しております。また、日本国内においては育児時短勤務期間を小学校3年生末迄とする等、制度の拡充を図っているほか、男性育児休暇を取得しやすい環境作りにつとめております。近年の男性育児休暇取得率は対象者全体の約3割となっております。育児中の社員に対して、代表取締役社長から対象者一人ひとりに応援メッセージを手渡し、会社からもささやかな志を進呈してするなどの応援施策を実施しております。
「ライフステージに合せたキャリア設計の支援」については、「52歳座談会」「53歳マネープラン研修」「55歳キャリアデザイン研修」「60歳からのライフプラン研修」の開催を通じて取り組んでおります。
人材育成
私たちは、「違いが、美しい」という理念のもと、一人ひとりの個性を活かした人材価値を高めることが新たな価値創造につながると考え、各種社内規程や社内制度を整備し、その浸透に努めるとともに人材の採用や評価等諸制度を適切に運用しております。これらにより、共に働く人々の成長意欲をより高め、個人と会社が共に成長することを育成方針として人材育成に取組んでまいります。この取り組みの一環として階層別人材育成研修をはじめとする各種研修を実施しております。また、将来の経営幹部層の育成を狙いとして海外の販売及び製造子会社へ積極的に人員を派遣しております。
個人と会社が共に成長することを狙いとした人事研修として、異業種ビジネスリーダーシップ塾・異業種派遣型研修・マネジメント研修・リーダー育成研修・ティーチング研修・ビジネススキル研修・計数感覚研修・新人研修・ビジネススクール(通信教育)・資格取得奨励制度などを実施しております。