安心して使える、
安全な道具をすべての人々に。

私たちの製品は、すべての人々が安心して使える、
安全な道具でありたい。
私たちは、使うことで誰かを傷つけることのない、
すべての人々にとって安全な道具を提供します。
そして、誰かが傷つきながら作られたものでない、
すべての人々にとって安心な道具を提供します。

活動方針

私たちは、社会的価値の創造と、共に働く人々、お取引先様、ユーザーの皆様、地域との関係を通じて自らの
中長期的企業価値の向上と、持続可能な社会の実現に向けた取り組み(サステナビリティ活動)を推進します

私たちは共に働く人々の人権を尊重します。また、共に働く人々の多様性を尊重し、健全な職場環境の確保につとめます。
そして、共に働く人々の育成および安全・健康の確保につとめます。

私たちはお取引先様との適切な取引を行い、人権に配慮した責任あるサプライチェーンの維持につとめます。

私たちは、ユーザーの皆様に安心・安全に商品をお使いいただくために製品安全性の確保、ユーザーの皆様の満足向上につとめます。
また、ユーザーの皆様のプライバシー保護をはじめとする情報セキュリティの強化につとめます。

私たちは、地域社会の皆様と共に持続可能な社会の実現につとめます。

共に働く人々との関係に関する課題

人権の尊重

私たちは、人権侵害につながる事由の発生を防止する観点より、事業活動が人権課題に与える影響を十分に考慮するとともに、国内法に加えて「国際人権章典」に記された人権規範の遵守に努めています。また、コンプライアンス基本規程、サプライヤー行動規範に「人権尊重」の考え方を明記し、事業活動全体を通じてこれらの方針に基づく行動の実践に努めています。

健全な職場環境の確保

コンプライアンス

私たちは、コンプライアンス基本規程に違反する行為に気づいた場合の通報手段として内部通報制度(「ヘルプライン窓口」「ヘルプライン社外窓口」および「ハラスメント窓口」)を設けております。また、制度の運用状況について年1回取締役会で報告することとしております。

エンゲージメント

私たちは、事業の成長に貢献する人材が納得感と熱意をもって継続的に働くことができるように、共に働く人々のエンゲージメントを重視しております。この観点より、代表取締役社長を交えた「ありたい姿・タウンミーティング」を通じて意見・質問を募るなどの取組みを行っています。

共に働く人々のエンゲージメントを高めるための施策として、新規採用活動におけるマッチングの向上、採用後の定着化推進とともに、三菱鉛筆グループ間の人材交流推進に取り組んでおります。

採用活動においては、主体的に行動し学ぼうとする社員の成長意欲をより高めること、そして個人と会社が共に成長するといった点を重視しております。

採用後の定着化推進においては、「新人フォローアップ研修」「2年目研修」「3年目研修」等の各種人材育成研修に加え、2年目・3年目社員をメンターとする新入社員メンター制度を設けております。また、考課者研修を実施することにより、フェアな評価を行うための取り組みを推進しております。

さらに、経営人材の育成を目的としてグループ企業間の人材交流を積極的に推進することで、グループ全体の人材の底上げを図っているほか、企業価値の向上ならびに組織風土の活性化を目的として一般社員及び管理職層の経験者採用も行っております。

多様性の尊重

私たちは、持続的な成長のためには、多様な人材が活躍することが不可欠であると考え、採用・雇用・昇進等のあらゆる場面において、年齢や性別や国籍に捉われることなく、それぞれの能力を最大限に活かせる職場を目指します。多様な価値観の社員が新たな価値を創出し、お客様に信頼頂ける商品を提供することを目的とします。ダイバーシティ・マネジメントは、そのための多様な人材を活かす戦略であると捉えています。
 また、私たちは、ダイバーシティ・マネジメントにおいて女性・外国人・経験者の管理職への登用等における多様性の確保についての考え方と自主的かつ測定可能な目標を示すことに努めます。また、男女間賃金格差の状況を開示するとともに、女性の管理職層への積極的な登用を推進するのみならず、適性をもった有期雇用社員の正社員への転換の他、仕事の割り振りを見直して、男女間賃金格差の是正に努めてまいります。

女性が活躍できる環境作りの一助として、自身のキャリアを自律的に考えることを促す研修を定期的に開催するとともに、意識変容を目的とした他社との異業種交流勉強会を毎年開催しております。また、出産及び育児によるキャリアの中断や断絶を避ける観点より育児支援ハンドブックや育休前面談、育休復帰セミナーによる育児支援などに取組んでおります。

また、私たちは、今後のグローバル企業への変容を見据え、様々な国籍の共に働く人々の活躍と採用が必要と考えております。

加えて、私たちは障がい者雇用については複数年に渡り継続的に法定雇用率を満たすことを目指して取り組んでおります。自社内業務の他に多様な雇用形態として農福連携雇用にも取り組んでおり、障がいをお持ちの方それぞれの個性や技能を尊重しながら、今後も積極的に取り組む方針です。

安全・健康の確保

労働安全衛生

私たちは、ともに働く人々が安全・安心・健康を守ることが事業活動に不可欠なものと考え、適切に経営資源を活用して安全で働きやすい環境の実現に努めています。特に労働災害の未然防止の観点より、職場の健康管理を徹底すると同時に、もしも不適切な事象が起こった場合の早期是正を可能にするための体制整備に努めています。

労働災害の未然防止のための取り組みとして、各職場と会社選任の代表者から成る「安全衛生委員会」等の設置を推進しております。安全衛生委員会は、職場の潜在的な危険性や有害性を発見することで、労働災害の未然防止に努めております。また、職場の健康管理を徹底する観点より、各種カウンセラーや産業医と連携しながら、従業員の過重労働による健康障害の防止とメンタルヘルスケアを支援しています。

もしも不適切な事象が起こった場合の早期是正を可能にする観点からは、労働基準法その他人事に関する法令を遵守する体制の整備と共に、社内の内部通報窓口と社外の弁護士事務所を窓口とする外部通報窓口を設置しております。

上記の他、「健康増進の取り組み」として、健康診断結果に基づく産業医の保健指導を行い、ウォーキング大会など健康づくり施策を推進しております。

ワークライフバランス

私たちは、社会構造の変化やライフスタイルの多様化に対応しながら、共に働く人々一人ひとりがやりがいや働きがいをもって仕事に取り組むとともに育児や介護等との両立、およびライフステージに合せたキャリア設計を支援するための各種制度の整備を進めます。

「育児や介護の両立」については、人事部門が主体となり育児や介護ハンドブックの配布、介護支援セミナーの開催を通じて情報提供による従業員の理解及び制度の利用を促進しております。また、日本国内においては育児時短勤務期間を小学校3年生末迄とする等、制度の拡充を図っているほか、男性育児休暇を取得しやすい環境作りにつとめております。近年の男性育児休暇取得率は対象者全体の約3割となっております。育児中の社員に対して、代表取締役社長から対象者一人ひとりに応援メッセージを手渡し、会社からもささやかな志を進呈してするなどの応援施策を実施しております。

「ライフステージに合せたキャリア設計の支援」については、「52歳座談会」「53歳マネープラン研修」「55歳キャリアデザイン研修」「60歳からのライフプラン研修」の開催を通じて取り組んでおります。

人材育成

私たちは、「違いが、美しい」という理念のもと、一人ひとりの個性を活かした人材価値を高めることが新たな価値創造につながると考え、各種社内規程や社内制度を整備し、その浸透に努めるとともに人材の採用や評価等諸制度を適切に運用しております。これらにより、共に働く人々の成長意欲をより高め、個人と会社が共に成長することを育成方針として人材育成に取組んでまいります。この取り組みの一環として階層別人材育成研修をはじめとする各種研修を実施しております。また、将来の経営幹部層の育成を狙いとして海外の販売及び製造子会社へ積極的に人員を派遣しております。

個人と会社が共に成長することを狙いとした人事研修として、異業種ビジネスリーダーシップ塾・異業種派遣型研修・マネジメント研修・リーダー育成研修・ティーチング研修・ビジネススキル研修・計数感覚研修・新人研修・ビジネススクール(通信教育)・資格取得奨励制度などを実施しております。

お取引先様との関係に関する課題

責任あるサプライチェーン

私たちは、グローバル・サプライチェーンにおける「人権の尊重」「環境負荷の低減」「製品・サービスの安心・安全」をはじめとする社会的責任を果たすため、法令や社会規範の遵守と公正な機会及び評価のもとでの調達・供給活動を行うとともに、お取引先様と当社グループの行動規範を共有してその遵守を支援しております。また、お客様への安定的な商品提供を継続するため、お取引先様との相互協力体制を促進してグローバル・サプライチェーン全体の安定化に努めております。

不適切な取引の防止

私たちは、調達、製造委託、販売等にかかるお取引先様に対して、健全かつ公正な取引を行い、法令および社会規範の遵守を徹底します。
三菱鉛筆グループ企業行動憲章にて、社会規範の遵守にかかる定めを設け、関係法令の遵守、公正、透明、自由な競争を行う旨を定めているほか、マネーロンダリング防止方針を設けております。

ユーザーの皆様との関係に関する課題

製品安全性の確保(安心・安全な商品)

私たちは、三菱鉛筆の社是である『最高の品質こそ 最大のサービス』を体現する観点より、1999年より国際規格であるISO9001の認証を取得し、筆記具の企画・設計・製造をキープロセスとした品質マネジメントシステムを構築することでユーザーの皆様にご満足・信頼いただける製品とサービスの提供に努めております。

私たちは、製品・包装材・販促品の物理的かつ化学的な安全性を確保するための体制を通じてユーザーの皆様への安全・安心な製品の提供に努めております。製品を設計する際は社内の審議プロセスである化学物質委員会および安全設計委員会において製品の構造や材料の可否を判断しています。

ISO9001 JQA-QM3400

ユーザーの皆様の満足向上

私たちは、三菱鉛筆の社是である『最高の品質こそ最大のサービス』を体現する観点より、「お客様相談室」を設置しユーザーの皆様の声を集め、社内へのフィードバックを通じた製品とサービスの改善、および製品の使い方や不具合が生じた際のご相談などのお問い合わせに対応する体制を通じて、ユーザーの皆様にご満足いただけるよう努めております。

プライバシーの保護

私たちは、個人情報の適切な管理の徹底を図り、漏えい事故を防止するため、 社内で保有する個人情報の取り扱い方法を定めています。また、「個人情報保護責任者」を定めて個人情報の管理状況を定期的に確認するとともに、「特定個人情報保護責任者」を定めて特定個人情報の管理状況を定期的に確認しております。また、私たちが取り扱う重要な情報資産を適切に保護することを社会的責務と捉え、その漏洩、破壊、改ざん、不正アクセスまたは、利用妨害などすべての脅威から保護するために、情報セキュリティ対策を実施しております。セキュリティ監査体制を整備してその有効性の定期的な確認に努めております。

地域社会との関係に関する課題

私たちは、企業市民として社会とともに歩むために「書く・描く」文化の発展・「自然環境」などの分野における活動を通じて持続可能な社会の実現に努めて参ります。

フォレストサポーター鉛筆

三菱鉛筆株式会社、日本郵便株式会社東京支社、株式会社サカタのタネ、品川区教育委員会の4社協業で「鉛筆の資源循環システム」の実証実験を、品川区立の小学校・義務教育学校の11校と品川郵便局で2021年秋より実施しました。本実証実験は、 “学ぶ”時に初めて手にする鉛筆を通じて子供たちに“環境問題を身近なものとして実感してもらうことを目指しています。

『鉛筆の資源循環システム』

水平リサイクル

環境省「令和4年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金脱炭素社会を支えるプラスチック等資源循環システム構築実証事業」の一つとして、「使用済み」のプラスチック製ペンの「水平リサイクル」実証プロジェクトを、2022年10月より開始しました。本プロジェクトは、2022年10月より2024年3月の期間、東京都品川区内の学校・行政機関・企業等から回収した「使用済み※」のプラスチック製ペンを原材料とするペン製造、ならびにこれによるCO2排出量削減の効果を実証します。

※本プロジェクトでは、主として替芯の交換に適さなくなったペンや、使用されなくなったペンを「使用済みペン」として回収いたします

水平リサイクルのしくみのチラシ

パラリンアート

書く・描くを通じた“表現体験そのもの”を創造し、あらゆる人々の表現体験を後押しし、一人ひとりのユニークで彩られた自由でボーダーレスな社会の実現に貢献するため、一般社団法人 障がい者自立推進機構(パラリンアート)とオフィシャルパートナー契約を締結しました。本協賛を通じて障がい者の方々との連携を深めてまいります。

パラリンアートのバナー

キッザニア

キッザニア東京とキッザニア福岡のオフィシャルスポンサーとして「鉛筆工場」、キッザニア甲子園のオフィシャルサポーターとして、東京では「鉛筆工場」、甲子園と福岡では「筆記具屋」、の出展をしています。キッザニアのコンセプトである、「エデュケーション(学び)」と「エンターテインメント(楽しさ)」を合わせた『エデュテインメント』としてこども達が様々な職業やサービス体験をすることで、社会性や自立心の育みをサポートしています。

鉛筆ベンチ

2018年の本社建て替えの際に建物東側の土地を品川区に提供し、桜並木の歩道「えんぴつロード」として整備しました。地域の方々の安全性な通行を確保すると共に、歩道には三菱鉛筆創業の原点“鉛筆”の製造工程を表現した「えんぴつベンチ」が6台設置され、地域住民の新たな憩いの場にもなっています。

JICA債

資産運用を通じた社会貢献への取組として、独立行政法人国際協力機構(以下「JICA」)が発行する「ソーシャルボンド(社会貢献債)」(以下「JICA 債」)への投資をしております。「ソーシャルボンド」とは、調達された資金が社会課題の解決に資する事業に充当される債券であり、JICA 債への投資資金は、開発途上国の社会課題解決に向けた融資に活用されています。


2023年7月27日 制定
2024年7月11日 更新

三菱鉛筆公式SNSアカウント
Twitter
X (旧Twitter)
Instagram
Instagram
YouTube
YouTube