えんぴつ工場見学
色えんぴつができるまで
色えんぴつの芯(しん)について
色えんぴつの芯(しん)の場合は粘土(ねんど)を使いません。色を出すための顔料(がんりょう)、書き味のためのタルクやロウ、かためるためのノリなどをよくまぜます。
普通のえんぴつの芯(しん)と違って炉(ろ)で焼くこともないので、やわらかです。
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工程
1 原料(げんりょう)をまぜる原料(げんりょう)に水を加え、ミキサーでまぜ合わせながら余分(よぶん)な水分をとります。
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2 すりつぶすよくまぜられた原料(げんりょう)を、さらにこまかくすりつぶし、ねり合わせます。
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3 切りそろえるねり上げられた原料(げんりょう)を芯(しん)の太さに押し出し、20センチほどに切りそろえます。
その時、芯(しん)はまだやわらかい状態(じょうたい)です。
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4 かわかす芯(しん)を筒(つつ)に入れて50℃の乾燥機(かんそうき)の中で、平均70時間ほどかわかします。
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5 芯(しん)を検品(けんぴん)するできた芯(しん)は(普通のえんぴつの芯(しん)でも同じですが)1本1本検査(けんさ)して合格品だけを選びます。
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6 板を用意するえんぴつの原料(げんりょう)としてよいのは、きめがこまかくて、ふしがなくて、木目(もくめ)がまっすぐな木です。
三菱鉛筆では主にインセンスシダーという名前の木を使っています。アメリカ・カリフォルニア州のシエラ・ネバダ山中に育つヒノキの一種です。この木が加工されて、スラッドと呼ばれる板になって日本に運ばれてきます。
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7 板にみぞをつける長さ185ミリ、幅70ミリ、厚さ5ミリのスラットに9本のみぞをつけます。
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8 芯(しん)を乗せる接着剤(せっちゃくざい)のぬられたみぞに芯(しん)を乗せます。
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9 板を重(かさ)ねるもう1枚のスラットを重(かさ)ねて、はり合わせます。
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10 上の面を削(けず)る上の面をえんぴつの形に削(けず)ります。
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11 下の面を削(けず)る下の面を削(けず)って1本1本切りはなします。これを「生軸(きじく)のえんぴつ」と言い、えんぴつも同じ作り方をします。
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12 塗装(とそう)する機械(きかい)で塗料(とりょう)を何度もぬってきれいにします。
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13 加工する両はしを切り落とし、文字などを入れます。
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14 缶(かん)につめる機械(きかい)で色をそろえて缶(かん)につめます。