Lamy(ラミー)社の万年筆の取り扱い方法・dialog(ダイアログ)
ご注意
■インク漏れについて
万年筆は、気圧や温度の変化でインクタンク内の空気が膨らむと、ペン先からインクがふき出す場合があり、ペンを振ったり衝撃を与えることでも、ペンの先からインクが漏れることがあります。特に次の事例を多く伺いますので、取り扱いにはご注意ください。
飛行機内での使用
飛行中、機内の気圧は0.8気圧程度と低くなりますが、ペン内部の気圧は大気圧(1.0気圧)と同じです。
相対的にインクタンク内の気圧の方が大きくなってしまうため、飛行機内でペン先を出す際にペンからインクがふき出す場合があります。
車内やストーブの近くでの放置
ペンの温度が急に上がると、インクタンク内の空気が膨張して、ペン先を出す際にインクがふき出す場合があります。
衝撃や遠心力
落下などの衝撃やペン先へ強い遠心力が加わることで、ペン先からインク漏れ出す場合があります。
■他
- デザイン上、一部鋭利な部分があります。
- 極端に低温となる環境や、直射日光のあたる場所での保管は避けてください。
- ペン先やシャッター付近にインクが付着した場合は、こまめに拭き取ってください。
- ペン先のインクが乾くと書けなくなることがあります。使用後はしっかりとツイストさせてペン先を確実に収納してください。
- dialogCCのロゴプレートや軸後端のピンクローズゴールド部分は、柔らかい布でこまめに拭く事で変色を防ぎます。
- 工場から出荷する前の筆記テストで使用したインクがペン先に残っている場合があります。
- 薬品を使用したお手入れは劣化を引き起こす場合があります。
※万年筆は、定期的なお手入れが必要です。お手入れ方法はこちらをご覧ください。
カートリッジ(LT10)の取り付け方
- 本体軸を回して前軸と後軸に分けます。
- ペン先が付いている金属筒状パーツのネジを緩めて外します。
- カートリッジインクをまっすぐ挿し込みます。インクは短い凸形状の方が差込口側です。
- インクがペン先に行き渡るまで少々時間がかかります。早くインクを出したい時は、ペン先を机などにぶつけないように注意しながらティッシュペーパーなどでペン先を完全に包み、上下に軽く振ります。
- 金属筒状パーツ、後軸を元通りに締め直します。
コンバーター(LZ27)の使い方
- 本体軸を回して前軸と後軸に分けます。
- ペン先が付いている首軸に、コンバーターをしっかりと奥まで差込みます。
- コンバーターのノブを回し、ピストンをペン先側へ下げます。
- ペン先全体がインクに浸かるように、インクボトルに浸します。
- ゆっくりとノブを右に回し、インクを吸入します。吸入後はペン先や首軸付近についたインクを柔らかい布で拭き取ります。
- 金属筒状パーツ、後軸を元通りに締め直します。
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