Lamy(ラミー)社の万年筆の取り扱い方法・LAMY2000
ご注意
■インク漏れについて
万年筆は、気圧や温度の変化でインクタンク内の空気が膨らむと、キャップを外した際にペン先からインクがふき出す場合があり、ペンを振ったり衝撃を与えることでも、ペンの先からインクが漏れることがあります。特に次の事例を多く伺いますので、取り扱いにはご注意ください。
飛行機内での使用
飛行中、機内の気圧は0.8気圧程度と低くなりますが、ペン内部の気圧は大気圧(1.0気圧)と同じです。
相対的にインクタンク内の気圧の方が大きくなってしまうため、飛行機内でキャップを外すとペン内からインクがふき出す場合があります。
車内やストーブの近くでの放置
ペンの温度が急に上がると、インクタンク内の空気が膨張して、キャップを外した際にインクがふき出す場合があります。
衝撃や遠心力
落下などの衝撃やペン先へ強い遠心力が加わることで、ペン先からインク漏れ出す場合があります。
■他
- デザイン上、一部鋭利な部分があります。
- 極端に低温となる環境や、直射日光のあたる場所での保管は避けてください。
- ペン先のインクが乾くと書けなくなることがあります。使用後はキャップを閉めてペン先を確実に収納してください。
- 工場から出荷する前の筆記テストで使用したインクがペン先に残っている場合があります。
- 薬品を使用したお手入れは劣化を引き起こす場合があります。
※万年筆は、定期的なお手入れが必要です。お手入れ方法はこちらをご覧ください。
インクの吸入方法
- 本体後端の尻ビスネジを緩めます。
- ペン先全体が浸かるように、ペン先をインクボトルに入れ、尻ビスネジを右に回します。この時、首軸の突起を超えてインクを浸けないでください。
- 吸入が止まりましたら、尻ビスネジを左に回し、3滴程度インクを垂らします。再び尻ビスネジを右に回し、しっかりと締めてください。これにより、タンク内のインクがペン先に押し出され、スムーズな書き出しが可能になります。
- 吸入後はペン先や首軸付近についたインクを柔らかい布で拭き取ります。
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