ゴム印が溶けた
上の写真のような「ゴム印」が溶ける事例をご紹介します。
朱肉に使った場合
- 朱肉(朱液)とスタンプ台のインクの成分は異なります。朱肉は、実印、銀行印、認印などの木口印に向けて作られています。そのため、ゴム印を朱肉に使うと、朱液がゴム印を溶かしてしまう場合があります。
- 朱肉には「耐油性」のゴム印をご利用ください。耐油性のゴム印の印面は一般的に黒いゴムを使用しています。
印面が原因の場合
- 一般的なゴム印の印面は、天然ゴムや合成ゴムに硫黄などを加え化学反応させたものを使用しています。この化学反応が不足すると印面の構造が弱くなり、インクの溶剤で印面が溶けたり、溶剤の浸透で印面が膨らんだりする場合があります。
- この現象は、ゴム印の経年劣化でも現れます。特に印面の端は、捺印の時に力が掛かりやすく、劣化が早く進むようです。
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