ネーム印のインクが出ない
ネーム印が押せなくなる代表的な例をご紹介します。それぞれ修復はできませんので新品への買い替えをお勧めします。
経時劣化の場合
- 製造後の時間の経過とともに、あらゆる製品は劣化します。ネーム印の場合は印材が収縮し印面が陥没したり、印面が硬化しインクが出なくなったりすることがあります。この状態でインクを補充しても、印材へインクが浸み込まないため、ネーム印からインクが漏れ出すこともあります。
専用外のインクを使った場合
- 朱液やスタンプ台のインク、また、他社のインクを補充すると、それぞれの相性が悪くなり、場合によってはインクが化学変化を起こし、インクの出が悪くなります。
- ネーム印と、朱肉やスタンプ台は、インクを紙に写す仕組みが異なります。ネーム印の場合はインクを含んだゴムが変形し、紙へ「直接」インクを写します。対して、朱肉やスタンプ台は印鑑やゴム印の「印面に一度インクが移ってから」間接的に紙へ写ります。
そのため、朱肉やスタンプ台のインクの場合は、ツルツルした印鑑やゴムの表面によく馴染むような性質などが、また、本体(盤面側)には多すぎず少なすぎない適切な量のインクが出てくる構造などが、それぞれ必要となります。
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