マークシート用について知りたい[鉛筆・消しゴム]
ご注意
- 筆記具の選定は、各試験の実施要領や読み取り装置のご使用方法に準じてください。
なぜマークシートにシャープは使えないのか?
- 鉛筆とシャープの芯の違い
鉛筆の芯は黒鉛と粘土を焼き固めたものです。一方、シャープの芯は、粘土の代わりにプラスチックを使用することで、粘土を使ったときにはできないような高い強度(硬さ)を実現しています。そのため、同じHBの濃さでも、シャープの芯は鉛筆よりも硬くできています。※色芯の製法は異なります。 - 芯の違いによる影響
マークシートの一般的な読み取り装置(OMRやOCRなど)では、マークシートへ照射した光の反射を読み取り、判別や識別をします。そのため、芯の違いにより次の影響が考えられます。
①鉛筆との材質の違いにより、シャープの芯の描線は、鉛筆よりも光を反射しやすいため、装置で読み取り難くなります。
②鉛筆よりもシャープの芯は硬いため、マークシートを凹ませ易く、正しい反射をしないことがあります。
これらより、多くのマークシートでは、鉛筆の利用を推奨しています。
マークシート用鉛筆について
- 細かな個所を続けて塗り潰すマークシート用紙に対して適性を高めた鉛筆です。芯の材料を均一な粒子にし、さらに特殊オイルを配合することで、鉛筆ユニよりも軽い力で濃く書け、その結果、芯も減りにくくなります。また、特殊オイルの配合で、消しゴムでより消し易い性能も持っています。
マークシート用消しゴムについて
- マークシート用紙の細かな個所を消し易く、また、他の記入箇所まで消すことを防ぐようにした消しゴムです。形状を細長にし、さらに消しゴムの先が変形しにくいよう硬めに調整しています。
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