企画開発職
グループ全体の経理業務を効率化して
経営判断のスピード化に貢献
経理部 1997年入社
経済学部 経済学科 卒業
PROFILE
1997年に入社後、営業部 大阪百貨店グループに配属され、百貨店の店頭・外商部門で営業を学ぶ。1999年に印章事業部へ異動し、印章商品の企画開発から販促推進までを手掛ける。2000年に営業部 販社担当グループへ、2002年に営業部企画室へ異動し、得意先・販売会社向けの販売促進策の立案、運営を担当。2006年に念願の経理部へ異動。学生時代に学んだ簿記や税務の知識を活かし、日々数字と向き合っている。
3回の育休・産休を取りながら、
現在はリーダーの立場で活躍
経理部は主に3つの役割があります。それは、三菱鉛筆本社やグループ全体の財務状況をまとめ決算書をつくる「経理(決算)」、出納や資金管理をおこなう「財務(資金)」、当社の業績や動向を国内外の投資家に発信する「IR」です。
このうち現在私が担当するのは、決算書の作成、開示をおこなう「経理(決算)」。そして三菱鉛筆グループ全体(三菱鉛筆本社と子会社)での経理業務の標準化・効率化に向けた取り組みです。リーダーという立場で、相談を受けたり、テーマの進め方についてディスカッションをしたりと、メンバーと協力し、チームとして結果を出せるよう活動をおこなっています。
ちなみに私は3回の産休・育休を取得しているのですが、上司や同僚から「仕事はみんなでフォローできるけど、出産はあなたにしかできない仕事。安心して休んでいいよ。待ってるから」といってもらい、とても心強かったです。育休復帰後はどうしても時間の制約がある中で働くことになりますが、自分の仕事に責任をもって取り組んでいる方が多いことが、職場の理解を得られている理由のひとつだと思います。
他部署と協力した仕組みづくりで、
2時間の業務を5分に短縮
経理部というと、外出しないでずっと電卓をたたいているというイメージがあるかもしれませんが、実際には他部署や国内外の子会社と密接にコミュニケーションを取りながら仕事を進めることが多いです。
大切な数字を扱う経理部ですからミスは許されませんし、会計や税務の専門知識も必要で、大変なこともあります。でもグループ全体の業績や予算など企業活動のすべてが数字となって集まってきて、それを経営判断に活かせるようまとめていく過程には、独特のおもしろさがあります。
また本社の経理部として連結グループ全体を見わたし、業務効率化に取り組めることにも大きなやりがいを感じています。 たとえば昨年、子会社の経理担当者が集まって会議をしたとき、入金明細確認に時間がかかっているという共通の課題を発見しました。本社の営業部やシステム部門とも協力して取り組んだ結果、新たな仕組みづくりに成功。それまで1件につき約2時間かかっていたものが、5分で終わるようになり、とてもよろこんでいただけました。
グループ全体の利益のために、
日々新たな取り組みで効率化を推進
まだまだ本社と子会社のグループ間取引や子会社間で重複している業務などがあるので、そこを解決して効率化していくことが、今の目標です。
将来的には本社と子会社の経理業務を標準化して、グループ全体の業績や業績予測を月次単位で把握できるようにすることで、会社の意思決定のスピードを上げることに貢献したいと考えています。
また最近、RPA(Robotic Process Automation)という新しい技術を業務に利用しはじめたところで、これによって毎月の定型資料作成を半自動化できるようになりつつあります。このように単純作業に近い業務の効率化をどんどん進めるとともに、グループ経理の視点でより付加価値のある仕事を担えるようなチームづくりにもチャレンジしたいです。
1日のスケジュール
- 08:20出社
- 出勤中の電車内でメールチェック
- 10:00
- 開示資料について監査法人と打ち合わせ
- 11:00
- 子会社出張に向けてメンバーと事前打ち合わせ
- 12:00昼休み
- 自席でお弁当を食べる
- 13:00
- 進行中の業務改善テーマについて打ち合わせ
- 15:00
- 資料作成
- 17:00
- 他部門からの問い合わせなどに対応
- 17:20退社
- 保育園のお迎えに間に合うように、急いで帰宅
※内容および社員の所属は取材当時のものです。