研究開発職
既存商品に新たな魅力を加えて
ユーザーベネフィットに繋げる
生産技術部 2016年入社
理工学部 精密機械工学科 卒業
PROFILE
2016年に入社し、生産技術部に配属。新商品の生産方法や商品設計の基礎知識などを学びながら、新商品発売の実行責任者に。既存商品の新色や新柄を考案し、スケジュール立て、品質評価、仕様決定、生産現場への指示、コスト試算といった、発売までのすべての工程を管理している。
新色や新柄のトレンド商品を、
短期間でお客さまのもとへ
生産技術部 品川グループでは筆記具の「新商品発売」、生産現場でのトラブル対応や機械・金型の修繕などをする「生産維持活動」、すでに発売されている商品を改良したり、さらに組み立てやすい設計や工程に変更したりする「設計改善活動」をおこなっています。その中でも私は「新商品発売」を担当し、新商品の開発から出荷までを管理しています。
私が担当する新商品は、長い時間をかけてインクや機構を開発するようなものではなく、現在発売中の商品にトレンドの色や柄を組み込み、短い期間でお客さまに届けるのが目的です。業務自体はチームではなく単独で進めることが多いです。
いちばん苦労するのは、スケジュール遅れが出たとき。なんとしてでも納期に間に合わせるよう、他部署や工場などに応急の指示を出さなくてはなりません。責任が重く緊張する場面も多いですが、たくさんの人に協力してもらいながら発売できた商品は、とても思い入れ深いものになります。
入社1年目から新商品開発に
携われる環境にやりがいを感じる
入社1年目ではじめて携わった新商品は、キャップ式のゲルインクボールペン「ユニボール シグノ」を48色、紙素材でできたアソート箱に入れたものでした。従来、アソート箱はプラスチック製のものが多く、紙での実績が少なかったため、私は紙製アソート箱の品質評価を任されました。しかし想定外にペンは重く、耐えきれなかったため、品質を確保するために設計変更をすることに。あたえられた改良期間は2ヶ月間。紙製で48本の「シグノ」の重さに負けない構造をひねり出し、なんとか間に合わせることができました。
発売後は大手販売店をいくつもめぐり、わくわくしながら店頭へ。自分が担当した商品がズラリと並んでいるところを見た瞬間、なんとも不思議な感覚と、うれしい気持ちがこみ上げてきました。店頭に並ぶ様子や消費者の反応を直接見られるのは、筆記具という身近な商品だからこそ。責任ある仕事をやり遂げた達成感とともに、仕事の成果を肌で感じられることが、大きなやりがいとなっています。
あたたかい社風のなかで、
新製品開発に挑んでいきたい
三菱鉛筆は、とても風通しのいい会社です。2018年に横浜事業所の大部分が本社に統合したことで、他部署との交流もさかんになりました。直接顔を見ながら打ち合わせができることで知り合いも増え、より協力して仕事ができるようになったと思います。
また私の部署では仕事終わりに上司や先輩と呑みに行くことが多く、仕事で悩んでいるときでも親身になって話を聞いてくれるなど、社外でも楽しい時間をすごせています。
私はまだ、まったく世に出ていない新商品づくりには携わったことがないので、近い将来、アイデア出しから研究、開発、設計、生産までを担当する「新商品プロジェクト」に参加してみたいと思っています。目標は、自分のアイデアが少しでも取り入れられた新商品をつくること。そのために今は生産技術部で、商品設計にあたっての基礎知識、商品の生産方法、店頭に並ぶまでの仕事の流れを学んでいるところです。
1日のスケジュール
- 08:00出社
- メールチェック 1日のスケジュール確認
- 08:30
- プロジェクトメンバーで打ち合わせ
- 09:30
- 新商品に関する品質評価、実験
- 12:00昼休み
- 同期と多目的ルームでランチ
- 13:00
- データまとめ 考察 報告資料作成
- 15:00
- 品質検証会 開催
- 17:00
- 生産現場へ指示出し
- 18:00退社
- 同期や部署の人と呑みに行ったり、サークル活動をしたり
※内容および社員の所属は取材当時のものです。