インクが漏れた原因(ボールペン)

[English]

a-4) 気圧や温度の急激な変化があった場合(直液式ボールペン)

直液式ボールペンは、インクタンクからペンの先端(ペン先)へインクが伝わる際に気圧や温度の変化でインクタンク内の空気が膨らむと、蛇腹状のコレクターへインクが保留される機構になっております。しかし、一定の保留量を超えてしまうと、キャップを外した際にペン先の空気孔からインクがふき出す場合があります。

<例>

飛行機内への持ち込み
飛行中、機内の気圧は0.8気圧程度と低くなりますが、ペン内部の気圧は大気圧(1.0気圧)と同じです。
相対的にインクタンク内の気圧の方が大きくなってしまうため、飛行機内でキャップを外すとペン内からインクがふき出します。

車内やストーブの近くでの放置
ペンの温度が急に上がると、インクタンク内の空気が膨張して、キャップを外した際にインクがふき出す場合があります。

衝撃や遠心力
何らかの衝撃やペン先へ強い遠心力が加わることで、インクがコレクターの保留量を超えると、ペン先にインクが溜まり空気孔を
ふさいでしまいます。この状態でペンの温度が上昇すると、ペンの中の空気が膨張しインクがふき出す場合があります。

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