三菱鉛筆のカーボンナノチューブ分散技術

三菱鉛筆の分散技術は、筆記具インクの開発で培われてきました。この分散技術を他の産業分野に展開し様々な材料の分散体をご提案致します。

CNT(カーボンナノチューブ)は、非常に軽量でありながら、強度の高い、熱伝導性の高い、夢の材料と言われていますが、反面取り扱いが難しく、他の材料に混ぜにくい材料でもあります。当社はその性能を最大限発揮させるための分散体の開発をしております。

筆記具開発で得た分散手法、分散剤、スケールアップのノウハウを活かし、電池業界のお客様のニーズに合わせた分散体を開発し、提供していくことを目指します。

01: 低粘度かつ高固形分、均一な粒子径分布

他社品

当社品

メリット

粘度

シェア 3.84s-1

20Pa*s

14Pa*s

低粘度

粒子径分布(PSD)

D50

5μm

<1μm

シャープ

D90

16μm

5μm

固形分 (CNT)

3.9%

4.6%

高固形分

溶剤:NMP

他社品と比較しますと、粒子径分布(PSD)が小さく、凝集体が少ないという特長がございます。また、電気特性(下図)を比較いたしますと、当社品はより低い抵抗値を有していることがお分かりいただけます

02: 要求に応じた品質管理体制  安定した量産品質 など

私たちはお客様のコスト競争力を高めるために製造工程をシンプルにしリーズナブルな価格でご提供することを目指しています。また筆記具で培った品質管理システムを活用することで、CNT分散体につきましても高いレベルの品質管理体制で製品をご提案いたします。

水分

特に電池用途では、より低い含水率であることが要求されます。

03: 包括的なプロセス設計 包括的なプロセス提案 など

お客様のご要望に応じてカソード・アノードスラリーの調整・コーティングを行うことができます。コーティングまで一貫した提案をすることで、開発期間の短縮、コストの低減に貢献します。

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